BEAUTY
紫外線とニキビの危険な関係
紫外線による肌ダメージとしてすぐに思い浮かぶのは、日焼けやシミでしょう。
では、紫外線とニキビの間にも深く危険な関係があるのはご存じでしょうか。
ニキビは「毛穴の詰まり」「過剰な皮脂」「アクネ菌の増殖」の3つの要素が組み合わさって起こります。
そして、紫外線は、この3つの要素それぞれに、悪影響を与えるのです。
紫外線を浴びた肌はターンオーバーのリズムが乱れ、本来ならば自然に剥がれ落ちていくはずの不要になった古い角質が肌の表面に蓄積。
「毛穴の詰まり」が発生して、ニキビができやすくなります。
肌は紫外線によるダメージから自らを守ろうとして、皮脂を過剰に分泌。
肌の表面は皮脂の膜(皮脂膜)によって覆われ乾燥から守られているため、皮脂そのものは決して悪いものではありませんが、「過剰に分泌された皮脂」は毛穴を詰まらせてニキビの原因となります。
また、アクネ菌は肌の表面に常にいる常在菌で、普段は肌を弱酸性に保つなど、“肌を守る”働きをしていますが、皮脂や角質で詰まった毛穴の中で「アクネ菌が増殖」すると、炎症が起こり、ニキビが発生してしまいます。
加えて、アクネ菌によってつくられるポルフィリンという物質は、紫外線によって活性酸素を産生。
皮脂は活性酸素により酸化され、過酸化脂質となって炎症を起こし、ニキビを悪化させる原因となってしまいます。
ニキビの発生や悪化を防ぐために、日焼け止めを塗る、帽子や日傘を使うなど、紫外線対策はしっかりとおこないましょう!
VITALISM JOURNAL編集部