BEAUTY
肌の「免疫力」に注目!
ここ数年のコロナ禍で、目にする機会がぐっと増えた「免疫力」。
その免疫力が肌にもあるのをご存じですか?
からだの免疫力が低下すると風邪をひいたり、体調を崩してしまったりするように、肌荒れやシワなどの肌トラブルにも、肌の免疫力が大きく関係しています。
肌の免疫力とは、紫外線や乾燥、大気の汚れや花粉、アレルギー物質などの異物から肌を守る大切な機能。
ホコリやチリ、花粉などの異物を感知して排除する働きと、異物によって起きた過剰な反応を沈静化する働きがあります。
この肌の免疫力をコントロールしているのが、ランゲルハンス細胞です。このランゲルハンス細胞の働きを強化し、その数を常に最適な数に保つことで、肌は健康な状態を保つことができます。
ランゲルハンス細胞は、トラブルの原因となる刺激を沈静化した後に力尽きるように、そのまま死んでしまいます。
また、過度の紫外線や乾燥などの強い刺激に晒されると数が減少。
ランゲルハンス細胞の元になるベビーランゲルハンス細胞も育たなくなってしまいます。
さらに、外的刺激に加え、精神的なストレスで数が減ってしまうこともわかっています。
ランゲルハンス細胞の数が減少すると、有害な物質やばい菌などをキャッチして排除することができなくなり、からだへの侵入を許してしまいます。
一方、刺激への過剰な反応を沈静化する機能が低下すると、肌は紫外線や乾燥などの影響をダイレクトに受けてしまい、シミやシワなどさまざまな肌トラブルが起きやすくなります。
そんなランゲルハンス細胞の数を保ち、機能を活性化させるために大切なのは、毎日のスキンケアです。
肌のターンオーバーの正しいリズムを保つため、充分な保湿をおこないましょう。
高い保湿力で注目される保水有効成分「ヘパリン類似物質」が配合されたスキンケア・アイテムを選ぶのもおすすめです。
また、スキンケア・アイテムを選ぶ際は、界面活性剤や防腐剤(パラベン)などの刺激の強い成分をなるべくさせて、肌に負担をかけないようにしましょう。
毎日の“しっかり保湿”で、肌の免疫力をしっかり守っていきましょう!
VITALISM JOURNAL編集部