BEAUTY
紀元前から使われる成分
紀元前から薬として用いられ、今も薬や化粧品、食品に使われている植物があるのをご存じですか。
それは、マメ科植物の「甘草(カンゾウ)」。葉や根からショ糖(砂糖の主成分)のおよそ150倍の甘さをもつといわれるグリチルリチン酸が抽出される、まさに文字通りの「甘い草」です。
肝臓の働きを改善したり、皮膚の炎症を抑えたりする薬用植物として世界中で用いられ、なんと古代エジプトの王ツタンカーメンの墓地からも、甘草が発見されています。
また、漢方では処方される頻度のとても高い生薬のひとつでもあります。
そんな甘草の根に含まれる成分が、グリチルリチン酸2K。(医薬部外品に配合される場合は、「グリチルリチン酸ジカリウム」と表記されます。)
炎症を悪化させる物質をブロックして抑えこんだり、アレルギーを防いだりする効果があります。
そのため、化粧品や医薬部外品には、乾燥による肌荒れや紫外線によるダメージケアを目的に配合されることが多く、外的刺激から肌を守り、肌トラブルの悪化を防いでくれる、頼もしいガードマンな成分、といえるかもしれません。
普段お使いのアイテムにグリチルリチン酸2K(医薬部外品に配合される場合は「グリチルリチン酸ジカリウム」と表記)が配合されているかどうか、ぜひ、チェックしてみてください!
VITALISM JOURNAL編集部