BEAUTY

意外と知らないリンスとコンディショナーの違い

知っているようで意外と知らないのが、リンスとコンディショナーの違いです。
今回のJOURNALは、その違いについてご紹介しましょう。

 

トリートメントもリンスはどれも「お風呂で使い、そのまま洗い流す」というインバストリートメントに分類されるアイテムです。
(ちなみに、お風呂の外で使い、洗い流さないヘアウォーターやヘアミストは、「アウトバストリートメント」と呼ばれます。)

 

リンスの主な機能は、髪の表面を保護すること。
「リンス(rinse)」という言葉がもつ「すすぐ」という意味通り、「髪の表面をなめらかに整えてすすぎやすくする、指通りをよくする」というものです。
かつては成分や処方の研究が今ほど進んでおらず、洗浄力の強すぎるシャンプーが多く出回り、洗った後の髪が絡まったりゴワついたりしやすかったため、それを防ぐためにリンスが使われていました。
現在は、洗浄成分や処方の研究が進み、髪にダメージを与えるシャンプーが少なくなってきているので、リンスを店頭で見かけることが少なくなってきたようです。

 

一方、髪の表面の保護と髪の内側の保湿という、2つの役割をあわせもっているのが、コンディショナー。
こちらも、「コンディショナー(conditioner)」という言葉の「状態を整える」という意味通り、髪の内部に潤いを与えて、それをキープ。
同時に髪の表面を整え、ハリやコシ、ツヤのある髪に仕上げるなど、内からも外からも髪をケアします。
髪のダメージを気にかける女性だけでなく、男性にも人気の高いアイテムです。

 

インバストリートメントには、リンスとコンディショナーの他に、トリートメントがありますが、これは髪の内部の栄養を補い、内側からケアするアイテム。
「手当、治療」という意味をもつ「トリートメント(treatment)」という言葉の通り、パーマやヘアカラー、日焼けや乾燥など、髪のダメージが大きい人に使われています。

 

リンスとコンディショナー、使い方は同じですが、それぞれ異なる機能をもっています。
それぞれの機能を理解したうえで、自分にぴったりのアイテムを選んでくださいね。

 

VITALISM JOURNAL編集部