友利 新JOURNAL
友利新JOURNAL vol.10:肌のためにやってはいけない3つのこと③
今回の『友利新JOURNAL』は「肌のためにやってはいけない3つのこと」、最終回です。
3回目の今回のテーマは、「絶対に日焼けをしない」。
紫外線が肌に大きなダメージを与えることはよく知られていますが、何しろの7割は紫外線を浴びて日焼けすることによる「光老化(ひかりろうか)」が原因であることはご存じですか?
どんなにいい化粧品を使っても、どんなにいい施術を受けても、紫外線を浴びて日焼けをしてしまうと、シミ、シワ、たるみの3つが起きてしまいます。
さらに、肌を乾燥させるので、ターンオーバーが正常におこなわれなくなり、そのままにしておくと皮膚が硬く厚くなってしまうので、くすみやキメの乱れなどの原因にもなりかねません。
地上に届く紫外線は、「紫外線A波(UV-A)」と「紫外線B波(UV-B)」の2つに大きく分けられます。
肌の表面で「日焼け」を引き起こすのは、紫外線B波(UV-B)。
雲や窓ガラスである程度は遮断できますが、表皮でメラニン色素を生成し、日焼けやシミの原因になります。
この紫外線B波(UV-B)は、「日焼けをしているな」とか「今日は日差しが強いから、注意しよう」などと自覚することができるので、日焼け対策もとりやすいでしょう。
一方、紫外線A波(UV-A)は、紫外線B波(UV-B)よりも波長が長く、肌の奥まで届くのが特徴。
そして、本当に注意しなければいけないのが、光老化の原因となるこの「紫外線A波(UV-A)」です。
紫外線A波(UV-A)は、紫外線全体の約95%を占め、紫外線B波(UV-B)に比べ波長が長いため、皮膚の奥にある真皮層まで到達。
コラーゲンやエラスチンといった皮膚の弾力を支えるものを、どんどん破壊していきます。
そのため、ほうれい線やマリオネットラインと呼ばれる目元の深いシワの直接的な原因となってしまうのです。
このように肌の大敵である紫外線A波(UV-A)ですが、実はもうひとつ、注意すべき点があります。
それは「顔を大きくする」、ということです。
年齢とともに顔が大きくなったように感じた経験はありませんか。
実はこれ、太ったせいではなく、紫外線A波(UV-A)を浴びることによってコラーゲンやエラスチンの線維が切られた結果、弾力を保てなくなった皮膚がたるんだことにより引き起こされた現象なのです。
こういった顔全体の印象の老化も、紫外線が原因で起きてしまいます。
美肌のためには、「絶対に日焼けをしない」こと。
絶対に守ってくださいね。
では、日焼け対策はどうするのがいいのか。
当たり前のことですが、しっかり日焼け止めを塗ることです。
実は、ほとんどの方が、本来塗るべき量より少ない量しか塗っていません。
日焼け止めはしっかり、たっぷりと。老化を引き起こす怖い紫外線から、肌を守ってくださいね。
友利 新(ともり あらた) プロフィール
美容と健康を独自の視点で追求し、美しく生きるための啓蒙活動を雑誌、TV、SNSなどで幅広く発信。2020年にスタートしたYouTubeチャンネルは、チャンネル登録者数85万人を超え、動画総再生回数も1億8千万回を突破(2024年3月時点)。書籍の執筆や講演会なども多数おこなっている。
友利 新 YouTube公式チャンネル