友利新JOURNAL vol.7:誰にでもできる美肌の習慣⑤
今回の『友利新JOURNAL』は、これまで4回にわたってお届けしてきた「誰にでもできる美肌の習慣」の最終回をお届けします。
テーマは「ビタミンA」。美肌ビタミンといえば、すぐに思いつくのはビタミンCですが、ビタミンAも美肌づくりには欠かせない大切な成分なのです。
実は、皮膚科専門医の皆さんはビタミンAが大好き。
つやつやでぷるっとした肌をつくる効果の高い成分だからです。
では、なぜ、朝と夜の「ダブル使い」がおすすめなのでしょう。
美肌づくりのためのビタミンAは、「攻めのビタミンA」と「守りのビタミンA」の2つに大きく分けられます。
例えば、レチノールは「攻めのビタミン」。
ヒアルロン酸の生成を促して皮膚の水分量をアップしたり、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンの生成を促したりする効果が認められており、つやつやでぷるっとした肌をつくる効果の高い成分です。
光刺激性があるので、夜に使うのがおすすめです。
熱や光、酸素にとても弱い成分なので、化粧品には他の構造をつけて安定させた形(誘導体)で配合されています。
そして、「守りのビタミンA」。
パルミチン酸レチノール、酢酸レチノールなどがこれにあたり、朝、肌に塗っておくとビタミンCと同様に、紫外線を受けたときにSPF効果(紫外線B波の影響を防止する効果)の代わりをしてくれます。
なので、朝は「守りのビタミンA」を。夜は「攻めのビタミンA」を使うようにしましょう。これが、つやつやでぷるっとした肌を保つコツです。
これまで5回にわたって「誰にでもできる美肌の習慣」をお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
肌の専門家である皮膚科の医師に肌が綺麗な人が多いというのは、こういった習慣を取り入れている先生が多いからではないでしょうか。
皆さんもぜひ、毎日の生活の中に取り入れて、理想の美肌を目指してくださいね。
友利 新(ともり あらた) プロフィール
美容と健康を独自の視点で追求し、美しく生きるための啓蒙活動を雑誌、TV、SNSなどで幅広く発信。2020年3月よりスタートしたYouTubeチャンネルは、チャンネル登録者数82.5万人を突破。書籍の執筆や講演会なども多数おこなっている。
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